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「学びの態度」について改める第一歩として、拙いながら体験の「外化」に取り組んでいます。 基本的には講義の内容の説明ではなく、感想と気づきの列挙になりますが、HCD/UXDに関しては出足の遅れた出来の悪い生徒であることを自認しているので、記憶の誤りや誤解があればご指摘ください。

【UX SHIGA 第1回】 ─UX概論・ミニワークショップ・チームビルディング

「学びの態度」について改める第一歩として、拙いながら体験の「外化」に取り組みます。
 
基本的には講義の内容の説明ではなく「思ったこと」の列挙になりますが、UXに関しては「年齢的に出遅れた出来の悪い生徒」であることを自認しているので、記憶の誤りや誤解があればご指摘ください。
 
【学びについて】
(あくまで個人の思いとして)過去のUX Kobeのワークショップで、「習えば分かると思っていた」私に対しての、浅野先生からのダイレクトな指摘と受け取った。
「習えば分かると思っている」という意識の浅はかさと、「学びの態度」についてずっと心に引っかかっていたので、今回改めて分かりやすく説明していただき、感謝しております。
 
先日参加した別のワークショップでも、本題の前にJigzaw法のミニ・ワークショップに取り組んだこともあり、
省察」と「外化」の重要性と、「体験」を「経験」に昇華するプロセスについてさらに理解が深まった。
この文章を考えながら書いている今の「外化」の活動が、きちんと「エピソード化された体験」になるといいのだけど。
 
【状況に埋め込まれた学習】
私もその渦中。所属する組織もまたその渦中。
「ルーチンスの水瓶」を思い出した。おそらく心理学的にもその傾向に陥りやすいのだろう。
自分でリフレーミングしなければ。やり方と範囲も自分次第。
 
【UX/UXD/HCDとは】
「すべてはサービス」というのに気づくのが遅かったのが、今を生きるデザイナーとしては致命的だったと後悔。HCDやUXにふれるまで、ユーザーが望む体験を「機能を提供すること」でしか考えていなかった。
 結果的に「多機能主義」に邁進し、「ユーザビリティ」を低下させるという矛盾に陥っていたが、機能の○×で優位を競い合う製品カテゴリにおいて、UXでの優位性を訴えるのは相当な根拠と実績が必要だ。
 
「問題を定義する」=「問題を発見する」こと。
最近読んだどの本だったか忘れたけど、「目に見える問題のほとんどは”症状”であり、”問題”はもっと深いところにある」という内容を思い出した。同じく、先日参加したtakramさんのワークショップでいただいた金言「問いを問い直す」、「問いの質が、答えの質」もリンクした。
 UX担当者に 求められるのは「問う」姿勢と、問いの答えをユーザーから「聞き出す(引き出す)」能力なのだろう。
 
【調査】
UXとはあまり関係ないけれど、コンテキストの干渉でビッグデータの信憑性も変わってくるとなると、今後はデータ分析の手法が進歩するのか、それとも消費者行動の監視が進歩するのか興味深い。また、ビッグデータについては人々が「意識していない行動」も傾向が見えてくるということに期待する人も多い。
 
個人的には「利用シーンとコンテキスト」こそHCDに取り組むにあたって、最も分かりやすいヒントを与えてくれる情報だと考えている。調査の実践は今後のUX Shigaでのワークショップを通じて、まずは体験したい。
 
【ビジネスエスノグラフィ】
インタンジブルを見つけるための、「視座の切り替え・リフレーミング・マインドセット」(byオージス総研 松波様)
「利用シーンとコンテキスト」に沿った「人の感情(の源泉である本質的要求)」をいかに見抜き、聞き出し、分析するか。
 
【経験デザインワークショップ】
モノからコトへの視座の切り替え、ペルソナ/シナリオ法の考え方が、手を動かす体験と記憶で正しく刷り込まれた。
 
ペルソナは、根拠を疑われる「諸刃の剣」になる苦い経験があるものの、費用のかけ方とマッチング次第で強力な説得材料になるだろう。シナリオ法は何度か取り組んでみたが、想像力、共感力、表現力、文章力…とさまざまな感性が求められるのだが、説得力を持たすには論理性も同時に求められるので、大変しんどい。意図的に毎回仕事に織り込む努力をしないと発達は望めない。
 
【マシュマロビルディング】
「失格」なので、コメントする権利はないのだけれど。
コミュニケーションはとれていたが、ワークショップ特有の譲り合いの場においての「自分がイニシアティブをとらなければ」という意識が悪い方向に働いたように思う。同じグループの方々、申し訳ありません。
デザインの仕事をするときは必ず完成形を想像してから取り掛かるのに、なぜこんな結果になってしまったのか。冷静に考えれば、内部に知識がないなら、普段どおり外部から情報を取り込めば(検索すれば)確実だったな。
 
では、次回もよろしくお願いします。
 
宮島 敬右